よくあるご質問

 

病院では問題がない、様子見と言われました。みてもらえますか?

 

.ご自身やご家族が気になることについては、診断に関わらず一度ご相談ください。

 

 

子どもの療育へ通えるまで数ヶ月待ちます。先に始められますか?

小学校にあがるため療育施設を卒業をしたあとでも続けられますか?

 

.他の機関を受診するまでの期間や、卒業後のご相談も可能です。

 転所の際、施設間での情報交換をさせていただく場合があります。(個人情報の共有は、ご本人・保護者の方の了承を得てから行います。) 

 

 

自閉症の子は対象ですか?

 

.はい。近年、自閉スペクトラム症と診断されるお子さまが増えていますが、ひとりひとり、特有の性質やその濃さ、合併症の有無など千差万別です。教室へは、とても典型的な特性をお持ちのお子さまも、限りなく薄いグレーゾーンのお子さまも様々いらっしゃっています。お受け入れについては、初回相談にてご家族とお話のうえ、ひとりひとりの状況や療育環境を考慮し検討しています。

 

 

ダウン症の子は対象ですか?

 

.はい。現在通所中でダウン症をお持ちの方が数名いらっしゃいます。ただし、まだ幼いお子さまで心疾患等をお持ちでしたらお受け入れには慎重になります。基本的には、医療機関、療育機関での対応が望ましいと考えています。

 

 

子どもの発音はどのくらいで治りますか?

 

 

.お口の構造や力自体に問題がなければ、多くはトレーニングの開始後3ヶ月~半年ほどで完治します。なかには2ヶ月ほどで卒業できる場合もあれば、一年以上かかる場合もあります。かかる期間は、年齢や、苦手な言葉の種類、器用さ、合併症の有無などが関係します。特殊な発音の癖(空気の流れが左右非対称、舌を使わず喉で鳴らす癖など)がある場合には少し時間がかかります。ことば全体の発達や、頭の中で音を分けたり組み立てたりする力が幼い場合には、そちらの課題からじっくり取り組む必要があります。発音のトレーニングは、その子その子にとって早すぎず遅すぎないベストな時期に始めることが大切です。

 

 

吃音は治りますか?

 

 

.幼少期の吃音は約7割が自然治癒します。残りの3割に入るのかどうかやその予後は、年齢や発症からの経過、症状の進展段階、合併症の有無などによって様々です。治療はお子さま自身が努力してトレーニングするものと誤解され易く、また時期や捉え方を誤ると悪化を招く可能性があるものです。いずれのケースでも、まずはご家族と周囲の「吃音についての正しい理解」と「悪化させないための環境設定・注意点の共有」が何より大切と考え必ずご説明を行っています。幼児、就学後、中高生、大人ではそれぞれ推奨される治療方法や目指すゴールが異なるため、個別にじっくり相談を重ねながら進めていきます。ご希望に応じて専門機関のご紹介も行っています。

 

 

大人ですが側音化構音は治りますか?

 

 

.適切にトレーニングに取り組めば治ります。数回のレッスンで獲得される方もいらっしゃいますが、正しい発音が分かったあと実際の会話にどのくらい活かせるかについては個人差があります。一部のケースを除けばあまり筋力とは関係なく、上手くやろうと力が入るほど正しい音からは遠のいてしまうものです。地道ですが一音一音を丁寧に専門家のもとでトレーニングされることをお勧めします。発音の癖はほとんどが幼い頃からのもので、ご自身で大人になってから気付き治したいというご相談は多いです。また、幼い頃のからかいで必要以上に自信をなくしてしまっている方にも出会います。軽い側音化構音があっても日常生活に問題なく様々な分野で活躍されている方が大勢いらっしゃいます。まずは相手への言葉の伝わり方について、客観的に評価をしてみることが第一歩かと思われます。

 

 

受け入れの対象かどうか知りたい。

 

.声やことばのお悩みをお持ちの方については、年齢制限なく皆さまが対象です。また、就学後、進学後のお子さまの継続的なフォローも可能です。

ただし、当相談室では対応ができないケースは以下の通りです。

分からないところは、お気軽にお尋ねください。

 

① 現在治療中または進行性の病気が原因の場合。

→ご来室には、主治医の判断が必要です。

 

② 未治療の病気が疑われる場合。

→声やことばの症状が、何らかの病気(口や喉のできもの、脳の病気、進行性疾患の初期症状など)として疑われる場合には、早急に医療機関へのご案内となります。

 

生まれつき、また幼少期からの症状や、現在ご自宅で療養中の後遺症等が原因の方については、基本的に受け入れが可能です。

 

 

他でも言語療法を受けていますが、両方へ通えますか?

 

.制度としては問題ありません。

ただし、福岡市では対応施設が少なく、未だ支援を受けられていない方やご家庭へチャンスを残す意味でも、基本的にはお控えいただいております。

セカンドオピニオン他、ご事情のある場合には一度ご相談ください。